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【最低賃金改定間近】求人原稿の注意点と採用基準の変化を解説

配信日:2022年09月13日/配信地域:全エリア


今回は、迫る最低賃金改定のチェックポイントと、
予想される採用基準の変化について解説します。

「運命の人材」に出会う確率のお話もご用意しておりますので、
ぜひご一読ください。


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 目次
 ■最低賃金改定チェックポイント
 ■「運命の人材」に出会うには?

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 ■最低賃金改定チェックポイント
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10月から最低賃金が改定されますが、
求人原稿の修正などのご対応はお済みでしょうか。

まずは、見落としがちな3つのポイントを解説します。

・深夜時給
・社員の基本給
・ハローワークや無料求人サイトの掲載内容


●深夜時給

22時~翌5時までの勤務については、基本時給の25%割り増しが必要です。
最低賃金引き上げに伴い、深夜時給も変更となるケースが多いので、
あわせて確認しておきましょう。 
 
【例】時給961円の場合⇒深夜時給1201.25円が最低賃金になります


●社員の基本給

最低賃金をクリアしているか確認する際、
見落としがちなのが手当の存在です。

「月給21万円(基本給+諸手当)」といった表記をしている場合は、
念のため内訳を確認しておきましょう。

最低賃金の対象となるのは、毎月支払われる基本的な賃金なので、
「諸手当」の中には除外して考えなければならない手当もあります。

※最低賃金の対象にならない手当の例
 精皆勤手当、通勤手当、家族手当、時間外勤務手当、
 休日勤務手当、深夜勤務手当、ボーナス、結婚手当 など


【例】
・最低賃金961円
・1日の所定労働時間8時間
・年間休日110日

【計算式】
{最低賃金時給961円×8時間×(365日-110日)}÷12=163,370円

よって、この条件の場合、対象外となる手当を除外した
基本給は16万3370円を下回ってはいけないということがわかります。


●ハローワークや無料掲載サイトの掲載内容

審査の無い無料求人サイトなどは、
最低賃金を下回ったままでもインターネット上に掲載され続けてしまいます。

そのままにしていると、
貴社のイメージダウンにもなりかねません。


いかがでしょうか。
もしこういった変更を見落としていると、
indeedなどのアグリゲートサイトにも掲載されなくなってしまいますので、
ご注意くださいませ。


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 ■「運命の人材」に出会うには?
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最低賃金が上昇し、平均の募集時給も上がってくると、
心理的に、なぜだか採用基準も高くなっていくケースがあるようです。

「これだけの時給(給与)を出すのだから」と。
心当たりはありませんでしょうか?

採用基準が高くなると、
合否の連絡にも時間がかかってしまいますよね。

そうすると、タイミングを逃して辞退されてしまうなど、
何十人もの面接を重ねても採用することができない、
なんてことにもつながります。

「あの人をはやく採用しておけばよかった…」と
後悔しないためには、どうすればよいのでしょう。


そこで、アメリカの人材採用の場面などでも
使われているノウハウをご紹介します。

ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーの再婚エピソードとしても
知られているものなので(ケプラーの再婚問題)、
ご興味のある方はぜひ調べてみてください。

運命の人と出会う確率論を元にした考え方で、
一言でいうと、最初の4人の候補者は保留もしくは見送りとし、
その中で1番良かった人を超える人が5人目以降で現れたら即採用する
というものです。

「順番に選考する」という条件において、
運命の人(最も良い人)を選べる最大の確率は36.8%であり、
5人選考すれば十分である、とも言われています。


つまり、「もっと良い人がいるかも」といつまでも選考を続けることは
必ずしもよい結果には結びつかないということでもあります。

もちろん、そう簡単に5名以上の応募者が
獲得できない状況もありますので、
1人目の応募者でも、ご縁を大切に選考をお願い致します。


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■最後に
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ここまで読んでいただきありがとうございます。

求人について、気になることがございましたら、
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。


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